TC協会創設30周年シンポジウム2022 On the Web

TC協会創設30周年記念イベントとして、夏季は「コミュニケーションデザインシンポジウム2022」の名称で2022年8月24日~8月26日にオンラインライブ配信、秋季は「テクニカルコミュニケーションシンポジウム2022」の名称で2022年10月5~10月7日に3日間開催します。
開催概要やプログラムの詳細、及び申込方法については、順次本Webサイトにてお知らせします。

主催 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会
後援 経済産業省、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)
協力名義団体(あいうえお順)

コミュニケーションデザイン シンポジウム2022

開催概要

開催日
テーマ
実施方法

2022年8月24日(水)~26日(金)
受け⼿に寄り添い、伝わるコミュニケーションデザインとは?
オンラインライブ配信

セッション一覧はこちらからご覧いただけます
参加費と申込みについてはこちらからご覧いただけます
スポンサーの一覧はこちらからご覧いただけます

基調講演

2022年8月開催コミュニケーションデザインシンポジウムの基調講演では、サッカーJリーグの元プロフェッショナルレフェリー村上伸次氏をお迎えして、選手たちとの絶大な信頼を築いてきたコミュニケーションデザインについて語っていただきます。

なぜサッカーのプロレフェリーに語っていただくのか。長年トリセツの制作に携わってきた皆さんには、少し疑問があるかもしれません。しかし、その疑問は、この基調講演を聴いていただくとすぐに解消されるはずです。それだけでなく、私たちテクニカルコミュニケーターがトリセツを通じて顧客と向き合う姿勢や、顧客から見たトリセツの立ち位置が、プロレフェリーの選手たちに向き合う姿勢や、選手から見たレフェリーの立ち位置に、多くの共通点を感じることと思います。

これからの時代、トリセツは一方的に製品情報を伝える媒体ではなく、顧客の人となりや環境、状況に応じてさまざまな形で、最適な伝え方をしていく必要があります。それは、ちょうどルールを一方的に押し付けるわけではなく、選手たちとまっすぐ向き合って、競技規則をベースに臨機応変にコミュニケーションを築いているプロレフェリーの姿勢の中に、そのヒントが隠されていると考えています。プロレフェリーの中でも、引退試合で選手たちに花道を作られ、胴上げまでされたプロレフェリーは、世界でも村上氏以外は例がありません。Jリーグ歴代2位の試合数を重ね、日々選手たちを最高のパフォーマンスに導いてきた村上氏による、尊敬と愛の溢れる基調講演、ぜひご期待ください。

【全国区実行委員会議長 石川秀明】[2022年6月8日公開]

コミュニケーションデザインシンポジウムのセッションの概要紹介をこちら(Facebookページ)でブラウジングできます。

テクニカルコミュニケーション シンポジウム2022

開催日
テーマ
実施方法

2022年10月5日(水)~7日(金)
受け手に寄り添うTCの進化・深化、真価
対面開催(一部オンライン開催)

基調講演

2022年10月開催のテクニカルコミュニケーションシンポジウムの基調講演は、(株)学研プラスで図鑑の編集長である西川寛様にお願いしました。
幼児・小学生に向けて編集された西川様の図鑑は、個性的な切り口でベストセラー、ロングセラーになっています。

「きかい」や「もの」を扱った図鑑では、身近な家電やトイレ、自動販売機、エスカレーター、乗り物などが取り上げられています。
構造や原理を図解し、「ここがポイント!」「もっと知りたい!」といったコラムで、読者の興味を深めていきます。
図鑑のキャッチコピーは「理系脳に育てる」です。
私たちの身近にある製品は、そのほとんどが安全設計されています。それでも事故は起こります。
技術の進化は身近な製品を高リスクなものに変えている場合があるのです。
製品を正しくまたは原理的に理解することが、安全な使用に結びつくと考えられないでしょうか。
設計者や製造者と同じ理解ということではありません。
理系脳の小学生が理解できる説明で良いのではないでしょうか。

最近では、「学研の図鑑LIVEシリーズ」の『危険生物 新版』を手掛けられました。
「危険生物」という定義が難しそうです。生物の類や種に「危険」の分類はありませんから。
西川様は、「危険」を生物の側から見て、これを「生物が生き残るための工夫」と考えました。
人間の側から見て生物の危険性や恐怖を煽るのではなく、生物の側から生き残りや子孫を残す目的のために牙や角、毒などの武器が発達したと説明しています。
生物の正しい理解が、「危険」の理解になるのです。
ネットのインタビューの中で西川様は、「自分が手がけた本や図鑑を読んだ子どもたちに、“ひとの気持ちに寄り添える人間”になってもらえたらうれしいです」と答えています。
西川様の編集術には、トリセツを考え直すきっかけがあるのではないでしょうか。

【関西地区実行委員会議長 中原司郎】[2022年7月12日公開]