[TS09] 自社専用にカスタムできるAI翻訳「T-3MT」とAdobe製品との連携 ~翻訳精度の向上によるポストエディット作業削減と、差分翻訳によるチェック作業の短縮化を実現~

発表の趣旨

ロゼッタのT-3MTは、対訳データを教師データにAI学習できる高性能AI翻訳。自社のマニュアルを教師データとして学ぶことで、自社専用のAI翻訳エンジンを構築することができます。汎用のAI翻訳では対応できない、自社固有の表現等に対応させることで、ポストエディットの負担を軽減化します。

この自社専用にカスタムしたAI翻訳エンジンを日本語執筆中にも活用することで、原文が論理的に簡潔に、また正確に書けているかを確認しながら執筆を進めることで、日英翻訳の作業時間を短縮します。論理的に完結かつ正確に記述された日本文は、記述内容を正しく伝えるためにも重要です。

ISEのAdobe製品との連携ソリューションは、FrameMakerやInDesignのUI操作によって、T-3MTに翻訳リクエストを出し、結果を確認できるので、T-3MTへのデータ連携をシームレスに実現し、2つのアプリケーションを使用する煩わしさから開放します。

本セッションでは、T-3MTのカスタム機能やその効果を示すと共に、意図した翻訳結果が得られるようにするための勘所をご紹介いたします。そして、生成されたカスタムモデルを、執筆作業中にも活用できるようにするためのAdobe FrameMakerやInDesignから活用するソリューションをご紹介いたします。
これまでの翻訳ワークフローをもっと改善していきたいとご検討されている方にご提案いたします。

■T-3MTでカスタムモデルを作成することのメリットは何ですか?

カスタムモデルは、お客さまがお持ちの対訳データを用いて、ロゼッタが開発した汎用モデルをベースに、お客さま専用に新たに生成したAI翻訳モデルです。お客さまの対訳データを使うことで、お客さまが取り扱っている文書等(原稿)の翻訳に、より適したAI翻訳モデルを生成し、意図通りの翻訳結果を得ることができます。

■T-3MTは、TradosやMemsourceなどのCATツールと連携して使用することはできますか?

T-3MTは、TradosやMemsourceなど、多くのCATツールと連動が可能なため、Translation Memory資産を有効に活用しながら、自社専用のAI翻訳エンジンの利用ができます。

■FrameMaker/InDesignからT-3MTを活用することのメリットは何ですか?

AI翻訳を活用して、原文を日英翻訳し、さらに英日のリバース翻訳で翻訳された日本文を取得します。原文とリーバス翻訳文の内容を比べることで、原文の論理性や正確性を確認します。必要に応じて原文を修正していきます。いつでも、必要な時に、必要な箇所だけを、何度でも確認しながら、意図どおりに翻訳される日本語文を、作成することができます。アプリケーションから、APIを通じて直接、T-4OO/T-3MTにデータを受け渡すことで、ファイルを保存したり、コピー&ペーストといった作業をすることなく翻訳結果を確認できます。

発表者

株式会社 情報システムエンジニアリング 林 和成
株式会社ロゼッタ 佐藤 弦